今日、石州流(井伊直弼が好み嗜んだ武家流の茶道)一會流の茶会があり、本膳の懐石料理をケータリングという形でお出しさせていただく機会を頂きました。大変勉強になりました。
師を正客として招いての茶会のため、当家の主人の力の入れようは真剣そのものでした。文献「茶湯一会集」を復習方々深く読み返し、またインターネット等でも情報を取られ、より詳しく勉強をなさっていました。
茶室に手を入れられ、磨き込み、寄付きの席の軸の選定から、庭木の手入れや水打ち、茶道具は当然のことながら、微にいり細にいり、神経の研ぎ澄ましには、凄さと鋭さを感じました。茶会の一時をもてなす主人の”一期一会”を正に肌で感じ取る体験が出来ました。
和食の懐石料理ならともかく、本膳の茶懐石・・・。しかも色々な流派がある中でも武家流の茶法。・・・お教えを頂きながらも、私も現役の料理の職業人。知らぬことは勉強と思い、負けじと勉強させていただきました。・・・
飯は横一文字に、ひと口で食べられる量(三度の飯次があるため)を軽く握り、お出しする。 何故、軽く握るのか? それは、客が器を汚さずに主人に返せることの気遣いから。~~~向付(今回は刺身にさせていただきました。)は、全てに異なる味付けを施し、覘(のぞ)きと刺身醤油は使いませんでした。 何故? それは”食べられないものは付けない、食べ切れないものや量はのせない。”という基本があるからでした。もし、醤油が残れば、客人は飲み干さなければ、失礼になってしまいます。全ての器は、美しく食べ切って、主人に返す礼儀があるからです。天然の平目は前日に昆布締めにし、鯖は酢で締め、鮪はその日に割り醤油で塗し、醤油汚しに・・・。
料理は質素で、地産地消が旨。素材は地物を優先し、料理の水は全て醒ヶ井の湧水で賄いました。
文章では表現できないくらいの、勉強と体験でした。
明日の器引きで、主人にお会いするのが心配です。
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