焼肉ダイニング千乃房では、純粋の近江牛(雌牛で未経産)A4クラス以上の肉質を使用しております。マーブル状に霜降りの入った焼肉材や貴重で新鮮なホルモン類・生食類も豊富に取り揃えております。お薦めの召し上がり方は、シンプルにひとふりの塩胡椒で食べていただくことです。また自家製のタレは、あっさりとした和風の出汁仕立てに調整いたしております。
季節の花一輪と元気な笑顔でみなさまのお越しをお待ちいたしております。
肉牛の生育環境で大切なことはストレスを感じさせないこと。千乃房では、滋賀県甲賀郡日野町の穏やかな丘陵地で手塩に掛けられ育てられた純粋の近江牛肉を使用しています。
千乃房の自家製ヤンニョンは、実に十数種類の香辛料と旨味付けの果実を使用いたしております。お持帰りやお土産にもご利用いただいております。
- 2008.07.13
-
赤いコンニャクも地産地消・・・こだわりのひとつ
千乃房の焼き野菜には、近江八幡の赤コンニャクをお付けしております。観光でお見えになったお客様は不思議そうに、何かな~と考えていらっしゃいます。あまりにも鮮明に赤いものですから、そして焼き肉のイメージも手伝って、レバーと勘違いされる方も少なくありません。(そんなときにはスタッフの説明不足かもしれません。申し訳ございません。~~~もしくは、おしゃべりに夢中かもしれませんが・・・?)
コンニャクといえば灰褐色の色が普通ですが、近江八幡(以北)の家庭で食べられるコンニャクは赤いのが常識です。(最近ではその傾向は少なくなってきていますが)
なぜ赤いのか?赤色の元は何なのか?知らない方にはその不思議の謎にお答えしましょう。近江八幡の近く、安土城は織田信長の居城でした。信長は楽市楽座を開き、地域周辺の商人文化にも大きく貢献をしていました。そして城に見られるように、信長は派手好みでした。その性格を知っていた商人はお殿様に喜んでいただこうと、コンニャクを赤く染め献上したところ、この上なく喜ばれ、賞賛されたことによって地元に根付いたと言われます。
また、安土桃山時代から受け継がれた現代にも残る奇祭”左義長まつり”(信長も女装し、祭りを盛り上げたことで有名=現在でも男性が女化粧で山車を担いでいます。)の山車に飾られた赤い紙切れに由来したという謂れもあります。
いずれにせよ、大切に残したい地域の文化ですね。しっかりと子供たち(後世)に語り継いでいきたいものです。
赤いコンニャクの元は、三二(さんに)酸化鉄という着色料です。俗に言う”赤錆”です。言葉やイメージでは良くはありませんが、人間の体にとっては大切な養分です。赤コンニャクには、牛乳よりも多くのカルシュウムや食物繊維、そして鉄分が含まれていますから健康やダイエットにも効果があります。
どうぞ初めての方には少し抵抗があるでしょうが、歴史の思いを馳せながら・・・信長なったつもりでご賞味されてはいかがでしょうか?
「うむ!満足じゃ!」となるかも? - 2008.06.08
-
暑い時の裏メニュー:肉素麺
梅雨に入って、うっとおしい日が続くのかな~と思っていたら、毎日暑い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか?
先だっても(6月2日お泊りで)キダ・タローさんご夫妻がお見えになりました。途中からわたしも中に入らせていただき、楽しい時間を過ごすことができました。
タローさんは昨年から「目医者に行かな、あかんねん。」と言いながらも放っておき、お医者様から「加齢による、充分で立派な両目とも、白内障ですわ!」と言われ、来週早々に再検査と仕事の隙間を塗って、片方ずつ手術をされるそうです。~~~大好きなゴルフもボールが2~3個に見えるそうですが・・・、それでもいつもとスコアは変わらないのですって。???
目が良くなられたら、そのこともネタになるかも知れません。
肉大好きのタローさんも目下、手羽先に嵌まられています。でも、料理を出す側としては何かサプライズと思うのが常。調理や料理は経験が何と言ってもものを言うのですが、それだけではありません。一瞬の閃きで新しい料理が生まれることもあります。「今日は暑いな~」と思ったときに、手元の在庫と仕込みの素材で”これをこうして、あれをこうすれば・・・”とインスピレーションで料理は出来上がります。味も想像がつきます。
赤身の肉を細切りにし、含ませてあった椎茸の旨煮を細切りにして、温泉卵と茄子の煮浸しと打ち茗荷、下ろし生姜、そして少し濃く甘めの素麺出汁を造り、「肉素麺」としてお出ししました。
「うん!これおもろいで~。」タローさん独特の誉め言葉!以来、ご要望があれば、暇な時にお出ししております。
その前に冷シャブをお出ししたのですが、サッと湯がいた三つ葉に「うん?これ、おかしいで~。使い回しとちゃう?」とこれもタローさん独特のユーモア川柳? - 2008.05.29
-
エリート牛の悲しくも哀れな話
その昔、文芸春秋に掲載されていた衆議院議員で千葉県畜産会長の森英介さんの記事を読んだことを思い出した。確か7~8年前の記事であったと思う。~~~
千葉県の牛乳生産量は全国トップクラス。その史実に貢献したのはアメリカ生まれのエリート牛。なんと生涯までに3万7千頭の子牛を産ませ、千葉県の酪農に偉大な貢献をしたという。「言うまでも無く、エリート牛は自然交配によって、つまり実際に雌牛とエッチをして、これだけの子供を作ったのではない。」昭和40年代以降に技術が確立された人工授精によるもので、これによって品種改良のスピードは急速に速まったという。「人口受精は雄牛から精液を採取しなければならない。精液を採取するには雌牛に模した跳び箱のような台・・・擬牝台(ぎひんだい)が使われる。この台の背中部分に雌牛のなめし皮を張ったり、雄牛が雌牛にまたがっているという錯覚できるような趣向が凝らされている。更に念を入れて、その背中部分に雌牛の尿や発情粘液を塗っておくようである。牛のペニスは60cmほどある。ペニスを屹立させて擬牝台にまたがると、この脇には人口膣といわれる筒状のものを持ち構えた人がいて、すかさず牛のペニスに人口膣をはめ込む。こうした状態で射精をさせるわけであるが、その際人の手で人口膣を前後に往復運動させてやるのだろうと考えるのが普通ではないだろうか?・・・実際には、人口膣の内側にはゴムが内張りしてあって、内張りにお湯を注入すると、その圧迫感とぬくもりで心地よく?・・・感じて、射精するようである。雄牛は一突きで終わる。きわめて合目的的で、前戯だとかピストン運動だとかまどろっこしいことは必要としない。」
こうして採取された精液は3ccから6㏄というから図体の割にはえらく少ない。豚は一回で250ccという。コップも溢れかえる量でこれは多すぎるな。
これを希釈して、200回分の人工授精に使われる。一受胎7000円の費用と言うことなので、一発なんと140万円という計算になる。
3万7千頭の子牛を産ませたエリート牛は身一つで少なく見積もっても2億5千万円以上を稼ぎ出したことになる。
~~~ここまでも面白かったが、まだ少し続きがある。
「さしもの精力的な雄牛でも齢を重ねるに連れて擬牝台ではその気になれなくなってしまう。そうすると去勢されたおかま牛があてがわれる。すうするとまた発情して、その上にまたがる。後は同じ要領である。~~~更に高齢化してくると、後脚力も弱り、おかま牛にもまたがれなくなると、そういう老いぼれ牛に対しては、電気的な刺激を与えて無理矢理射精させてしまう方法がとられる場合がある。
そもそも種牛になると運命付けられたエリート雄牛は、終生、雌牛と交合する機会を奪われる。
~~~なんとも悲しく哀れな牛の一生だ。
最後に森さんは、こう書かれていた。
人工授精の技術が確立した時代に、エッチのできる幸せな牛はどれくらいいるのだろうか。
・・・やっぱり、人間でよかった・・・
と。
このブログの文章には一切の私見のないことを記しておきます。店主より























